現代歌人シリーズ33『青い舌』山崎聡子

【第3回塚本邦雄賞受賞作】

子供との時間のなかに
前世のような記憶の翳がさす。

いつか、どこかで、わたしは立っていた

山崎聡子　第一歌集『手のひらの花火』

【第14回現代短歌新人賞受賞作】
第53回短歌研究新人賞受賞作「死と放埓なきみの目と」を含む、10代後半から20代に書かれた短歌250首を収録。
少女の鮮烈な視点が〝あの世〟と〝この世〟を交錯する。第1歌集。

1982年　栃木県生まれ

早稲田大学在学中に短歌をつくりはじめ

2010年　「死と放埓なきみの目と」30首で第53回短歌研究新人賞受賞

2013年　第1歌集『手のひらの花火』(短歌研究社)を刊行

2014年　『手のひらの花火』で第14回「現代短歌新人賞」受賞

以降、短歌雑誌、新聞等で執筆を重ね、

2021年　８年ぶりとなる歌集『青い舌』(書肆侃侃房)を刊行

2022年　同歌集で第3回塚本邦雄賞を受賞

2023年4月～2024年3月　Eテレ「NHK短歌」選者

2023年　第25回NHK全国短歌大会選者

2023年～　笹井宏之賞選考委員

2024年～　NHKカルチャー講師

『うたわない女はいない』(中央公論新社)、アンソロジー『桜前線開架宣言』(左右社)、『短歌タイムカプセル』(書肆侃侃房)等にも作品が収録されている。

好きな食べ物はタイ料理全般と貝類。生活にまみれながら短歌と文章を書いて暮らしている。

pool、「未来」短歌会所属。